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【赤羽の精密根管治療】5年間「抗生剤」で凌いできた歯茎の腫れ。転院を決意し、抜歯の危機を救った症例

はじめに:5年間、信じて通い続けたけれど……

「腫れたら抗生剤をもらって、一旦落ち着く。でも数ヶ月経つとまた腫れる……」
そんなサイクルを5年間も繰り返してきた、20代男性の症例です。ずっと同じ歯科医院を信頼して通われていましたが、「このままこの歯科医院で治療を続けていても、本当に治るのだろうか?」と一念発起し、セカンドオピニオンとして当院へお越しになりました。
実は、このような「繰り返す腫れ(フィステル)」は、気合や薬で治るものではありません。

赤羽の歯医者で治療しても治らなかった歯の初診時口腔内写真|痛くない精密根管治療前の状態

治療しても腫れたりしぼんだりを繰り返した歯の初診時の状態
「対症療法」の限界と、放置するリスク

歯科で処方される抗生剤は、あくまで「今出ている炎症(火事)」を一時的に抑えるための「水」でしかありません。火元(根管内の感染源)を物理的に除去しない限り、火は何度でも燃え上がります。
さらに怖いのは、時間をかければかけるほど、感染の範囲が広がり、成功率が下がるということです。
膿の袋が大きくなるほど、周囲の骨が溶ける。
骨がなくなれば、治療の難易度は上がり、最悪の場合は「抜歯」しか選択肢がなくなる。
「おかしいな」と感じた時点での決断が、歯を残せるかどうかの瀬戸際になります。
赤羽の歯医者でのパノラマレントゲン画像|他院で治らなかった歯の全体評価と根管治療の判断
全体の骨や歯の状態を確認するレントゲン


赤羽の歯医者で撮影した歯科用CT画像|根尖病変と骨欠損の状態|精密根管治療前

骨の欠損と感染の広がりを確認


当院での精密治療:基本の徹底が命

5年分の感染を取り除くため、今回も「根管治療のスタンダード」を徹底しました。

無菌状態を作る「隔壁」と「ラバーダム」 まずは治療の基礎工事です。唾液中の細菌が入り込まないよう、隔壁を作ってラバーダムを装着します。
粘り強い感染除去 放置期間が長かったせいか、なかなか排膿(膿が出ること)が止まりませんでした。何度も何度も洗浄を繰り返し、細菌を徹底的に追い込みます。
MTAセメントによる封鎖 排膿が止まったのを確認し、生体親和性が高く、殺菌効果も期待できるMTAで根管内を隙間なく充填しました。

赤羽の歯医者での根管治療後レントゲン|根尖部の改善と封鎖状態を確認

治療後の状態を確認


経過:半年後のCTで見えた「骨の再生」

半年後、メンテナンスで撮影したレントゲンやCTを確認したところ、以前は真っ暗に抜けていた(溶けていた)骨が、驚くほど劇的に回復していました。

赤羽の歯医者での歯科用CT半年後|骨再生が確認できた精密根管治療の成功例

骨がしっかり再生


5年間悩まされていたオデキも消失。無事に被せ物を行い、自分の歯で噛める喜びを取り戻されました。

メンテナンス中の「痛み」の正体

ある時、患者さんから「左下に痛みを感じる」というお申し出がありました。「再発か?」と慎重に再検査(CT撮影)を行いましたが、根管治療をした部位の骨は以前よりもさらに綺麗に再生していました。

実はこの痛み、根っこの問題ではなく「食いしばり・歯ぎしり」が原因。 神経がない歯は感覚が鈍る一方で、噛み合わせの負担がダイレクトに歯根膜(歯のクッション)に伝わり、痛みが出ることがあります。今回は咬合調整を行い、スプリント(マウスピース)を新調して対応しました。

赤羽の歯医者での歯科用CT1年後|骨再生が確認できた精密根管治療の成功例

骨がしっかり再生


赤羽の歯医者でのCT比較画像|精密根管治療前後で骨欠損が改善した症例

治療前後で骨の状態が大きく改善

院長からのメッセージ

「ずっと通っているから、いつか治してくれるはず」 その信頼は大切ですが、もし数ヶ月・数年と同じ症状が続いているなら、それは治療のアプローチを変えるタイミングかもしれません。
当院では、「なぜ治らないのか」という原因を可視化し、根本から除去する治療に全力を尽くしています。赤羽で根管治療に悩まれている方は、手遅れになる前にぜひご相談ください

治療内容: マイクロスコープを用いた精密根管治療  精密支台築造 精密クラウン
費用: 精密根管治療 13万円〜25万円(税別)
   精密支台築造 3万円(税別)
   精密クラウン 10万〜23万(税別)
※ 根管治療の費用は症状や治療内容によって異なります。
当院では事前にしっかりと検査・ご説明を行い、ご納得いただいた上で治療を進めております。※初診料・再診料は別途かかります。

回数: 1回〜6回
治療に伴うリスクについて
根管治療は歯を残すための有効な治療法ですが、歯の状態によっては改善しない場合や、再治療が必要となることもあります。
また、症状や感染の程度によっては外科的な処置が必要となる場合もあります。

まずは現在の状態を正確に診断することが重要です。

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※痛みが強い方やお急ぎの方は、お電話でのご連絡をおすすめしております。

執筆者:梅田 直宏(Naohiro Umeda)

赤羽クレア歯科・矯正歯科 院長

米国顕微鏡歯科学会(AMED)認定医

日本顕微鏡歯科学会(JAMD)認定医

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