【赤羽の精密根管治療】「異常なし」と言われた痛みの正体。矯正相談で見つかった巨大な病変を救うまで
1. 矯正相談のはずが、見つかったのは「とんでもない病変」
先日、矯正治療のご相談で来院された患者さん。 お口全体の把握のためにレントゲンを撮影したところ、矯正の計画以前に、一刻を争う「巨大な根尖病変(根の先の膿の袋)」が見つかりました。

全体の骨や歯の状態を確認するレントゲン

骨や歯の状態を確認するレントゲン
患者さんにお話を伺うと、切実な背景が見えてきました。
半年前から:頬杖をついたり、外から押したりすると違和感がある
3か月前から:大好きなグミを食べると痛む
実は、別の歯科医院で相談もされていたそうです。しかし、そこでの診断は「何も問題ありません」。
2. なぜ「異常なし」とされてしまったのか?
これには、歯科医師側のいくつかの「見落としの原因」が考えられます。
診断装置の限界 二次元のレントゲンでは、角度によって大きな病変が隠れてしまうことがあります。
「やり直し」への心理的ハードル これが最も深刻なケースかもしれません。もし、そのセラミックの被せ物をご自身(前医)が装着したものであった場合、「自分の治療をやり直す」という提案は、歯科医師にとって心理的に非常に勇気がいることでもあります。「まだ入れたばかりだから」「高価なものだから」という配慮が、結果として病変の放置につながってしまった可能性も否定できません。
巨大すぎる病変 あまりに病変が大きすぎると、逆にレントゲン上で「もともとの骨の空洞」のように見えてしまい、異常として認識されないという皮肉な現象も起こり得ます。
しかし、どのような理由があれ、そこに向き合う「診断の倫理観」こそが、私たち歯科医師に最も求められる資質だと私は考えます。

骨の欠損と感染の広がりを確認
3. 「歯を残す」ための精密根管治療のプロセス
患者さんに現状を詳しく説明し、セラミックを除去して治療を開始しました。当院がこだわったのは、「再発の芽を徹底的に摘むこと」です。
ラバーダム防湿: 治療中に唾液(細菌)が根の中に入るのを100%防ぎます。
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡): 肉眼では絶対に見えない根の奥の汚れを、20倍以上の世界で取り除きます。
「ここまで放置しなければ、ここまで大きくならなかったのに」という思いを技術に込め、精密に、丁寧に処置を行いました。

治療後の状態を確認
4. 1年後、骨が回復。そして健康な口腔内へ
治療から1年。経過観察のレントゲンを撮ると、真っ黒だった透過像に新しい骨がしっかりと再生してきていました。

骨がしっかり再生
無事に最終的な被せ物を入れ、患者さんの「噛める喜び」を取り戻すことができました。このケース以外にも、実は精密な治療が必要な箇所がいくつか見つかり、現在は一つひとつ着実に治療を進めています。

治療前後で骨の状態が大きく改善
結び:後悔しない「歯医者さん選び」を
「どこに行っても同じ」ではありません。 特に根管治療は、最初の診断と処置の精度で、その歯の寿命が数十年単位で変わります。
赤羽で「原因不明の痛みがある」「抜歯と言われたけれど残したい」と悩んでいる方へ。 私たちは、マイクロスコープを用いた妥協のない診断と治療で、あなたの歯の最後の砦でありたいと考えています。
皆さんが、心から信頼できる「いい歯医者さん」に出会えることを切に願っています。
▼まずは現在の状態を正確に診断することが重要です
「抜歯と言われた」「本当に残せるのか不安」
そのような方は、まずは一度ご相談ください。
当院では精密検査のうえ、歯を残すための最適な治療をご提案します。
▼ご予約・ご相談はこちら
📞 お電話でのご予約(当日応急対応が可能な場合もあります)
03-5939-9581
🖥 WEB予約はこちら(24時間受付)
※痛みが強い方やお急ぎの方は、お電話でのご連絡をおすすめしております。
▼治療内容・費用について
治療内容:
マイクロスコープを用いた精密根管治療/精密支台築造/精密クラウン
費用:
精密根管治療 13万円〜25万円(税別)
精密支台築造 3万円(税別)
精密クラウン 10万〜23万(税別)
※根管治療の費用は症状や治療内容によって異なります。
当院では事前にしっかりと検査・ご説明を行い、ご納得いただいた上で治療を進めております。
※初診料・再診料は別途かかります。
回数:1回〜6回
リスク・副作用:
根管治療は歯を残すための有効な治療法ですが、歯の状態によっては改善しない場合や再治療が必要となることがあります。
また、症状や感染の程度によっては外科的な処置が必要となる場合もあります。
執筆者:
梅田 直宏(Naohiro Umeda)
赤羽クレア歯科・矯正歯科 院長
米国顕微鏡歯科学会(AMED)認定医
日本顕微鏡歯科学会(JAMD)認定医