【赤羽の精密根管治療】自覚症状なし?歯茎の「おでき」が告げる、神経の静かな叫びとCT診断の重要性
1. 「特に悪いところはない」と思っていたけれど……
先日、定期検診で来院された40代男性の患者様のケースです。 ご本人は「特に困っているところはないが、全体的に見てほしい」というお話でした。
しかし、お口の中を拝見すると、右上奥歯の歯茎に小さな「おでき(フィステル)」を発見しました。

全体の骨や歯の状態を確認するレントゲン
2. 真犯人は隣の歯?ガッタパーチャポイントによる特定
フィステル(瘻孔)は、根っこの先に溜まった膿の出口です。一見、5番目の歯の近くにありましたが、本当の原因を突き止めるために「ガッタパーチャポイント」という細いピンのようなものを出口から入れ、レントゲンを確認しました。

骨や歯の状態を確認するレントゲン
すると、その先は5番ではなく、隣の「4番」の根っこにまで到達していました。 ご本人も気づかないうちに4番の神経が死んでしまい(失活)、歯茎の中で骨を溶かしながら、少し離れた場所から膿を出していたのです。
3. なぜ「CT撮影」が絶対に必要なのか
精密な根管治療を行うにあたり、当院では必ずCT撮影を行います。 今回のケースでCTを確認したところ、「根尖付近で根管(神経の管)が合流している」という複雑な構造が判明しました。

骨の欠損と感染の広がりを確認
これは、従来の2次元レントゲンでは絶対に見抜けないポイントです。 もし合流していることに気づかず、闇雲に掃除を進めていたら、治療の成功率は大きく下がっていたでしょう。「根管治療においてCTは必須である」と改めて痛感した症例です。
4. 精密根管治療のプロセスと治癒
治療では、徹底した無菌状態を作るために以下のステップを踏みました。
隔壁とラバーダム防湿: 唾液に含まれる細菌をシャットアウトします。
マイクロスコープによる拡大洗浄: 合流地点までしっかり目で確認し、徹底的に洗浄・消毒を行いました。
半年後、再びCTで確認したところ、溶けていた骨がしっかりと「治癒傾向(再生)」にあることが確認できました。無事に被せ物をして、治療完了です。

骨がしっかり再生

治療前後で骨の状態が大きく改善
5. まとめ:40代からのメンテナンスが「一生モノの歯」を決める
今回の患者様のように、自覚症状がなくても水面下で骨が溶けているケースは珍しくありません。
歯茎にプツッとしたデキモノがある
しばらく歯医者に行っていない
「とりあえず」の治療ではなく、一生持たせる治療がしたい
赤羽周辺でこのような不安をお持ちの方は、ぜひ一度、精密機器を備えた当院の検診にお越しください。手遅れになる前に、CTとマイクロスコープで「本当の状態」を確認しましょう。
▼まずは現在の状態を正確に診断することが重要です
「抜歯と言われた」「本当に残せるのか不安」
そのような方は、まずは一度ご相談ください。
当院では精密検査のうえ、歯を残すための最適な治療をご提案します。
▼ご予約・ご相談はこちら
📞 お電話でのご予約(当日応急対応が可能な場合もあります)
03-5939-9581
🖥 WEB予約はこちら(24時間受付)
※痛みが強い方やお急ぎの方は、お電話でのご連絡をおすすめしております。
▼治療内容・費用について
治療内容:
マイクロスコープを用いた精密根管治療/精密支台築造/精密クラウン
費用:
精密根管治療 13万円〜25万円(税別)
精密支台築造 3万円(税別)
精密クラウン 10万〜23万(税別)
※根管治療の費用は症状や治療内容によって異なります。
当院では事前にしっかりと検査・ご説明を行い、ご納得いただいた上で治療を進めております。
※初診料・再診料は別途かかります。
回数:1回〜6回
リスク・副作用:
根管治療は歯を残すための有効な治療法ですが、歯の状態によっては改善しない場合や再治療が必要となることがあります。
また、症状や感染の程度によっては外科的な処置が必要となる場合もあります。
執筆者:
梅田 直宏(Naohiro Umeda)
赤羽クレア歯科・矯正歯科 院長
米国顕微鏡歯科学会(AMED)認定医
日本顕微鏡歯科学会(JAMD)認定医